こんにちは、ゆうたろうです。
10月に全統マーク模試がありましたが、そこで英語は本当によく伸びてくれました。
例えば8月の模試から90点→160点、95点→148点、120点→164点と言ったように大きく伸びた子が多かったので、英語が苦手な子に向けて僕が子供たちにどんな勉強法をさせたのか解説します。
今回の記事は

- 英語が苦手でセンター試験(共通テスト)で点数が取れない。
- 何から手を付けて良いのか分からない。
- どんな教材を使えばいいのか分からない。
と言った悩みにお答えしていこうと思います。なお、最初から英語160点くらい取れるという子に関してはあまり参考にならない記事になるので、別の記事を読むことをお勧めします。
ではいきます。
【高校生】受験生必見!センター試験の英語を半年で90点から160点まで上げた勉強法

センター試験の英語は正直に言うと、そこまで難しい文章は出ていません。
それでもつまづいたり、点数が取れない理由は基本的に
- 文法理解が浅い。
- 単語が覚えられていない。
- 長文を読み慣れていない。
という3点です。そのため、その3つをつぶしていくことが大切です。
当然ですよね、文法が分かっていなければ何が書いているかわからない。
そして文法が分かっていても、単語がなければ読めない。
最後に慣れていないと、問題を読むのに時間がかかります。
では、その3つをつぶしていくためにどのような勉強法を行っていけばいいのかを解説します。
受験生の英語の点数を上げる方法 文法編
まずは文法です。文法は以下のテキストを使用します。
UPGRADE英文法・語法問題文法・語法・語い・熟語・会話・発音/アクセント―〈データ分析〉大学入試
このテキストは全ての文法がセンター試験の形式で出ています。
また問題別に頻出なのか、センターに出やすい問題なのか?二次試験に出題された問題なのかが記載されています。
そのため、この1冊でセンター試験から2次試験の問題まで全て網羅している問題集です。
UPGRADEの構成

UPGRADEの構成は上記のようにシンプルな作りになっています。
また、問題文の日本語訳もついているので、短い文章を確実に訳す練習にもなります。
点数に結びつくUPGRADEの使い方
当然ながらこのテキストを使ったからといって必ず確実になるわけではありません。
大事なのはテキストの使い方です。それを説明していきます。
- 解説や日本語訳を見ないように問題を解く。
- その際日本語訳も行う。
- 分からない単語は単語帳にチェック。
- 丸つけ→日本語訳ができなかった問題は赤でチェック、問題ができなかった問題は黒でチェック。
- 解説を読んで理解する。
大切なことは、何度も繰り返し行うことです。そのため、特に1回目は完璧に覚えようとする必要はありません。
量をこなす勢いで3ヶ月ほどで1周するつもりで行いましょう。1日15問ほどで3ヶ月で終了できます。
2周目は自分がチェックを打ったところだけで構いません。そのため、1周目よりも早く終わることができるので、2ヶ月くらいで終わり、
最後の仕上げの3周目もまた、間違えた部分だけ行えば良いので、1ヶ月ほどでしょう。
つまり、半年で3周行うイメージです。
テストをしてもらうとなお良し
UPGRADEを使う時に、友達、塾の先生でも良いので、テストをしてもらうと良いかと思います。
僕も授業日に必ず子供達にテストを行うようにしています。
どんな形式でも良いので、テストができる仕組みを作ってください。
受験生の英語の点数を上げる方法 英単語編
速読英単語 必修編CD[改訂第7版対応] (Z会文章の中で覚える大学受験英単語シリーズ)
使用するテキストは上記の速読英単語です。
このテキストは長文が載っていて、そしてその後にその長文に出てきた単語や、関連が強い単語が出てきています。
そのため、単語だけを覚えるのではなく、長文の練習にもなります。
速読英単語の構成
【長文ページ】

長文ページはこのように見開きの左に長文が並んでいます。そして最初には1問の問いが用意されているので、それに答えられるように挑戦します。
右のページには日本語訳があり、意訳をされているところもあるため、どのようにしてそのような訳になるのか分からない場合は
先生などに質問をして理解をする必要があります。
【単語ページ】

単語ページは他の単語帳とあまり変わりはありません。
左に単語があり、右に意味が書いてあります。ここに意味の似ている単語や、関連が深い単語も書いてあるので、全て覚える勢いで覚えてください。
英語の点数が上がる速読英単語の使い方
速読英単語は長文の使い方が大切です。
- 長文を読む。
- 単語を覚える。
- 長文を再度読む。
- 日本語訳を読む。
- 再度自分が読めなかったところをチェックしながら読む。
というように、結構手間ではありますが、これが一番力がつき、単語が覚えれる方法です。
今まで、おそらく、単語帳は単語を覚えるだけだったと思いますが、このように文章と一緒にリンクして単語を覚えることの方が頭に残りやすいです。
速読英単語は66項あるので、一日1項だけやるとしても半年で3回りくらいできる計算になります。
最初の1周は時間がかかるかもしれませんが、2周目になると、長文も読みやすくなり、
スピーディーに行えるようになるので、是非挑戦してください。
受験生の英語の点数を上げる方法 長文編
センター試験の点数を上げたい=センター試験の模試を回すのが一番効率が良いです。
そのためオススメのテキストは
大学入試センター試験過去問レビュー英語 2020 (河合塾シリーズ)
もはや辞書のような分厚さの一冊です。この1冊で1年間は使うことができるので、コスパもいいですね。
これの使い方はレベル別になってくるので、レベル別にご紹介します。
模試で100点以下しか取れない人は・・・
まずは時間を気にしなくてもいいので、一回一回丁寧に解いてください。
大切なことは「やり直し、見直し」です。
100点以下ということは、必ず原因があります。文法問題でどこの単元が弱いのか?
そして、長文の一文一文を再度読み直して、「やり直しサイクル」を回しましょう。
「やり直しサイクル」とは?
- どの文が読めなかったのか?
- それはなぜ読めなかったのか? 単語?文法?その他の理由?
- 読めるように調べる、先生に聞く
という流れをきちんと行ってください。まずは時間制限なしで120点取れるようになるまでは、この方法で丁寧に英語を行っていきましょう。
120点〜140点の生徒について
120点だと全然ダメだ・・・という気持ちの人は多いかもしれませんが、ここまで来るとだいたい基礎は出来上がっています。
先ほどの「やり直しサイクル」を回すのはもちろん行いましょう。
そして、もう一つは、どこの問いで時間がかかったのかの分析をしましょう。
そしてなぜ自分はここに時間がかかったのか?ということを考えながらやると良いです。
大半の子は「1回読んで、また戻ってしまうから」時間がかかっていると思います。
もしそうであれば、1回で理解できるように読む練習ということが必要です。
話の流れを頭の中で整理しながら読むという練習も必要だと思います。
【高校生】受験生必見!センター試験の英語を半年で90点から160点まで上げた勉強法 まとめ

さて、とにかく大切なのは「繰り返し」です。
どのテキストを使っても、使い方が一回やって終わりの子でぐんっと伸びた子はみたことがありません。
そして、計画表を作成し、どういうサイクルで何周するのかを事前に決めておけば、
「今日は何勉強しようかな〜」で時間を使ってしまったり、
気付いたら「英語しか」やってない。とかセンター直前に「化学全然勉強できていない」ということがなくなります。
僕も、ブログを始めてから読者の計画表の作成をお手伝いすることもありますが、興味がある人は
ご連絡ください(o^^o)
以上になります。